私は、3年務めた病院を辞めました。辞めるにあたっては、すったもんだがありました。
師長はあれだけいじめを黙認しておいて、いざ辞める意思を告知すると、まったく受け入れてくれません。まさに無視というか、一年先ならといった感じです。
告知してからは、中途半端な気持ちというか、ますます孤立感を感じてしまいました。先輩の看護師から聞いてはいましたが、辞めるのがこれほどパワーのいるものかと改めて認識しました。
引き止められる理由を考えたとき、それは完全に組織の論理であって、私のキャリアを考えていただいたものではありません。私が抜ければ残った方の負担が大きくなり、残業が多くなる。そして管理職として評価が落ちる。だから引きとめるわけです。
でも、それは新たに採用すればいいことで、人間関係に苦しんだ私に救いの手も差し伸べなかった師長の許可を得なければならい道理が、私にはどうしても受け入れられませんでした。
常識の範囲での告知期間は置くことで、私は、自身の気持ちを大切にしました。
実はプロのコンサルタントに聞いたのですが、病院や会社を辞めるにあたっての法律的な枠組として、極端にいえば今日告知で、今日でも辞められるとのことです。
もちろん、円満退社が良いわけですから、告知から退職まである程度の期間を置くことが望ましいとは思いますが。期間というのも、1ヶ月程度で充分らしいです。
私の場合、師長にも主任にも理解いただけませんでした。告知してからの日々はつらかったです。何度も話をしたのですが、1年待ってほしいの一点張り。元の配属に戻すのでとも言われました。
しかし、後戻りする気にはどうしてもなれませんでした。辞めてどうするのか聞かれて答えても、ここでできないならどこに行ってもできないとまで言われました。
そんな私に、救いの手をのばしてくれたのは事務長でした。もし、あそこで諦めてずるずると残っていたら、いまどうなっていたかぞっとします。
根気比べというか、自分に正直にいれば、必ず何とかなるものだと今ではつくづく思います。