私の場合、内科系の病棟の経験しかなかったにも関わらず、大学病院の救命センターへの道を選びました。
確かに、ナースになろうと思ったきっかけは、救命センターのテレビドラマでした。ただ、何となく流れの中で進路が決まり、ナースとしての日々を過ごし、挫折を味わった。夢と現実は違うと自分決め込むというか、若いころの夢だったと避けて通るようになっていました。
もし、あの時で紹介会社のコンサルタントから、背中を押されなければ、このような決断はしなかったでしょう。彼女は、はっきり指摘してくれました。
「看護師から別の職種に転職するわけではないですから。いくつかの部門を経験することは、むしろ今のうちにやっておくべきではないですか・・・」と。
「一般の会社なら当たり前のことですよ」とさらっと流されたのです。確かにそのとおり。
とはいっても、救命センターでは有名な大学病院。書類審査でおとされてもダメもとと思っていました。
そこは、紹介会社の技というか、うまく交渉していただいたようです。面接は、事前にいろいろ考えましたが、とにかくこれまでの経験を伝えようということになりました。
そして実践では驚きでした。未経験であることなど、まったく指摘されず、むしろ歓迎されました。そして、私が内科病棟でどんな経験をしてきたか、じっくり聞いてくれました。
ただ、ひとつ言われたことは、救命センターでは必ず越えなければならないものがある。その時、あなたの経験で越えてくださいと。
私は今、大学病院の救命センターで働いています。慣れるまでに、半年かかりましたが今はやりがいというか、充実感をとても得ています。
3年間、内科病棟での経験がなかったら、ここまで対応できなかったかもしれません。その経験があったからこそ、救命病棟の看護師としての技術的なものを、半年で取り込めたと思っています。
といいますか技術的なことはあまり問題にはなりません。ナースとしての心ができているか否かだと思います。
私は、一回目の転職をとても後悔していました。でも今はそれも結果的には心を作る土台になったかもしれないと思っています。